コンクリート事業部BLOG 最新の記事皆さんもご存知のようにコンクリートとは「セメント」と「石(粗骨材・細骨材)」と「水」から出来ています。実はこの中の「セメント」があまり地球に優しくないんです。セメントの原料の石灰石を高温で焼く(焼成)ことでセメントの基となる「クリンカ」ができ、このクリンカを細かく粉砕したものがセメントとなります。石灰石には元々大量のCO2が閉じ込められているのですが、高温で焼かれる事によりその大量のCO2が大気中に放出されてしまうのです。その為、セメントメーカーでは少しでもCO2排出量を減らそうと原料の一部を焼却灰や下水汚泥で置き換えた「エコセメント」を作るなどの努力をしていますが、品質面から中々利用が広まっていない状況です。

この問題は日本の政府も当然分かっていて、「京都議定書」の目標を達成するための対策の中には「混合セメントの利用を拡大する事でCO2排出量の削減を行う」事が書かれています。
混合セメントって何だかご存知でしょうか?
混合セメントとは、石灰石から作られた普通セメントに、石灰石起源では無い「高炉スラグ(銑鉄を作る高炉で溶融された鉄鉱石の鉄以外の残渣)」や「フライアッシュ(石炭火力発電所で発生する灰の粒子)」などのリサイクル材が混合された物を指します。セメントの製造時に発生するCO2の量を約4割減らす事が出来るそうです。4割削減は大きいですよね。
今では公共工事で使われる生コンは原則全て混合セメントを使用しているようです。では我々コンクリート製品の業界ではどうかと言いますと、「・・・。」。
まだ一般的では無いようです。
そんな中で弊社では高炉スラグを用いた混合セメントを2002年から使用して製造を行ってきました。京都議定書が発効されたのが2005年2月、日本政府が京都議定書の目標達成計画を発表したのが同年4月ですので、当社は大変先見の目があったように見えますが、実は違うんです。
この続きは8/3更新予定