コンクリート事業部BLOG 最新の記事みなさん こんには。
伊那工場 永池です。
今回は品質についてお話します。
伊那工場 品質管理のスタッフ(私も含め)4名全員は
コンクリート技士、コンクリート製品製造管理士を取得しております。
また今年度のコンクリート製品製造管理士更新認定試験において
試験室 箱山君が最高得点をとりました。
“良い原材料、最新設備 そして 技術者の向上心” これらが工場の品質管理には必要です。
また品質とは造りこまれるものであり、販売される製品の強度や、耐久性だけが 品質では有りません。
会社の業務、従業員全員が “品質”と呼ばれるのです。
「品質は お客様の立場に立って・・・」 と言ってる間は 上から目線であり、会社は何も改善されません。
『自分が欲しい、楽しい、嬉しい』 と思える商品を開発し製造、販売する。
自社に不足している品質が分からないときは 自社の製品を個人で購入するといいですね。
そのとき感じる不満が自社に求められている(不足している)“品質”だと思います。
金額が高い、安い。
性能が低い、高い。
営業が無愛想 等々。
新製品の発表で世界中に注目される企業 アップル社。
とりわけ ジョブズ氏が 「One more thing…」と言う瞬間は場内総立ち、大喝采となります。
そして その発表時のジョブズ氏の満足そうな笑顔。
自社製品に心底惚れ込んでおり、そこに至るまでの“産みの苦しみ”から解き放たれる瞬間でもあります。
自分もトラックの荷台に乗っている “わが子”を笑顔と自信で送り出せるように日々努力、研究であります。
コンクリート事業部 伊那工場
永池
みなさん こんには。
伊那工場 永池です。
今回は伊那工場の製造設備についてお話します。
当工場は 5月に生コンのプラント設備を一新しました。
メーカー 光洋機械産業株式会社
ミキサ ツイスター TWS1250(1.25m3)
操作盤 KOBACC-EV
スランプコントローラー NESSY 1
生コン工場に比べ かなり小振りなミキサですが二次製品メーカーでは 十分な容量です。
(ミキサに関しては“大は小を兼ねる”が通用しません。想像してみてください、学校給食で使用する大なべと、かき回すスコップで1名分のカレーを作る姿を)
生コン設備で重要なものが3項目あります。
1、 動荷重精度
2、 ミキサ練り混ぜ性能
3、 表面水補正
このうち1つでも 欠けると良質の生コンは製造できません。(ケーキや、そばを作る感覚に似ているかも)
今までは プラントオペレータの経験が生コンの状態を左右していましたが、最新の設備では、今まで計測できなかった原材料の状況を把握し、データー管理しています。
その機械設備の自動調整とオペレータの経験が さらなる技術向上につながるのです。
当社は生コンの技術を上げ、さらなる原価低減を実施し、販売拡大を目指します。
次回に続く・・・。
「事件は会議室で起きてるんじゃない、現場で起きてるんだ!」
誰もが知っている名台詞ですね。
でも、その言葉どおりでした。
新製品の提案で営業先に行くと
続きの路線だからとか、模様が違うからとか、色々言われてしまいますが
百聞は一見にしかず

でも、ありました
これです。
手前のOS側溝は表面中央部が表面両端部より僅かに低くなっているのが判りますよね。
この違いがOS側溝です。
現場で理由を聞いたら、
民地が道路より低いので水が行かないようにしたかった
使ってみたら模様の事は、気にならない程度だった
蓋部周辺、継ぎ目からも水が入りやすくしてある
カタログに記載の条件にぴったりの現場だったのです。
周辺が他社同等品だらけのアウェーの地で一生懸命に存在感をだしているOS君に涙(;_;)
もっと、詳しい説明はこちらへどうぞ。
コンクリート事業部 東信営業所
立岩
前回の続き・・・
小布施工場の北澤です。
前回は『信州リサイクル認定製品』っていうけっこうエコな製品を紹介しましたが、この製品は『即時脱型製法』で作られていて、私達の会社では『DC製品』と呼んでいます。
生コンというと灰色のドロドロしたものが思い浮かぶと思いますが、即時脱型製法では流動性のないゼロスランプの生コンを使用します。この生コンを強力な振動とプレス(1~2t!)で締固め、即時に型から取出す(脱型する)ことで製品となります。
湿った砂を型に入れ、ひっくり返してゆっくり型を引き上げるというイメージです。ぷっち〇プリンといったほうがわかりやすいかもしれません。
ガラスの入ったコンクリートやパサパサのコンクリートについてご紹介してきましたが、もちろん一般的なコンクリートで作った製品も多数あります。今一番のおすすめは、ガードクリフという新製品です。詳しくは『製品紹介』をご覧ください。
さて、今度はどんなコンクリートを作ろうかな・・・
コンクリート事業部 小布施工場
北澤
前回の続き・・・
小布施工場の北澤です。
ふつうのコンクリートというのは、セメントと水に砂や砂利をまぜてできるのですが、私達の工場では、ガラスが入っているコンクリート製品があります。
一般的にガラスというのは再溶解して利用できるリサイクル性の高い材料なのですが、着色ガラスには微量の金属が添加されているため再利用が難しく、その多くが埋め立て処分されているそうです。
このゴミとなってしまう着色ガラスを細かく砕き(ガラスカレットといいます)、コンクリートの原材料として再利用しているわけです。

ガラスカレット
リサイクル製品を製造するためには、価格や品質面でいくつかの問題点が生じます。
本来ゴミであるものを原材料とするわけですから、従来品と比較して強度が劣っていたり、見栄えが悪かったりしたら、いくら環境にやさしいと説明してもやっぱり使ってもらえないですよね。
私達の作っている製品は、長野県が制定した『信州リサイクル認定制度』により認定された製品ですので安心してお使いいただけます。
『信州リサイクル認定製品』は現在6種類あります。詳しくは『製品紹介』をご覧ください。
次回に続く・・・。
小布施工場の北澤です。
朝晩はだいぶ涼しく(っていうか寒い!?)なってきました。
今年の夏はビールの売上がイマイチだったようですが、やっぱり仕事の後の一杯はサイコーです。
先日も同僚とお好み焼き屋へ行ってきました。豚玉やえび玉、ねぎ焼きなどと生ビールが絶妙で格別でした。途中で生ビールとねぎがなくなるというハプニングもありましたが、日ごろのストレスも発散でき、楽しい夜でした。
お好み焼きっていうのは小麦粉に水を入れてよく混ぜた生地に豚やいか、めんたいこ、チーズなどお好みの具を入れて焼くだけのシンプルな料理なのにおいしいですよね。
皆さんはどんな具がお好みですか?
このお店では、納豆キムチ玉なんていうちょっと変わったお好み焼きもあり、結構おいしくて驚きましたが、私はやっぱり豚玉が一番ですね。
お好み焼きの生地は、水を少なめでかなり硬く、なかなか混ぜられないくらいの水分量にすることがおいしいお好み焼きを作る第一関門なんだそうです。
そういえば、粉と水を混ぜて具を入れて固めるっていうのは、なんだかコンクリートに似ていますね。
セメントと水を混ぜて、砂や砂利を入れて固める・・・
もちろん豚は入っていませんが・・・。
次回に続く・・。
前回はDC製品の話題でしたが、実はDC製品も万能ではないんです。実は比較的単純な形状の製品しか作ることが出来ません。自由勾配側溝は無理ですし、L型擁壁も作れません。DC製法でカバー出来るのは限られた製品なのです。
当時は自由勾配側溝とその蓋が凍害の被害にあうケースが多く、当社も頭を抱えていました。色々と試行錯誤を繰り返した結果、当社が選択したのは高炉スラグ(前々回の記事を参照)でした。
高炉スラグを混入した高炉セメントの特長としては、普通セメントに比べて1.長期にわたり強度の発現が続く、2.水和発熱が小さい、3.化学抵抗性が高く、凍害に対する耐久性に優れ、アルカリ骨材反応への対策としても有効、4.ワーカビリティーが良く、緻密なコンクリートとなる。防水性・耐摩耗性に優れる。など多くの優れた特長があります。反面、初期強度の発生が遅く、型枠の回転率を上げたい二次製品工場には不向きともされていました。しかしながらスラグのメーカーが初期強度の問題点をクリアしたお陰で、当社は2002年に高炉スラグの導入を行い現在に至っています。
その効果は絶大でした。高炉セメントで製造した製品の凍害被害はほとんど報告されていません。また、使用している高炉スラグの粉末は非常に微細で粒形も良い為に水セメント比を小さくしても流動性が良く、出来上がった製品の外観も以前に比べて大変きれいになりました。
以上のように「災い転じて福と成す」を地で行くような経験をしてきた訳ですが、高炉スラグ導入から約6年程が経った昨年辺りからは、急に「混合セメント(高炉セメント)」を使用している事を評価いただくようになり、当社としても正直驚いている状況です。最近では一部営業所からは嬉しい悲鳴も聞こえてきました。特に国土交通省の方から高い評価をいただいているようです。(県の方も是非お願いします。)
国交省の工事での使用事例

「コンクリート」というと環境保護と対極に位置するもののように言われたり、当社のようにコンクリート製品の会社で働く身としては若干(いや、かなり?)肩身の狭い思いもしてきた訳ですが、思いもかけず温室効果ガス排出量の削減に貢献していた事に気づかされ、社員一同が以前より誇りを持って働けているような気がするこの頃であります。
これからも不定期ではありますが、このブログを通して当社の様々な場面で活躍しているスタッフの仕事振りを紹介していきたいと思っていますので宜しくお願いいたします。
コンクリート事業部 本部
服部 、 富崎
長野県は本州の中でも有数の寒冷地です。冬に天気予報を見ていると決まって長野と青森が本州の最低気温を争っています。そのお陰でスキー場の雪質は抜群で、寒さの恩恵を受けている方も当然いらっしゃるわけですが。
でもコンクリート製品にとってはこの寒さは本当に困りものです。冬季間は最低気温が氷点下が当たり前ですから、外気に晒されたコンクリートは日々凍結と融解の繰り返しとなります。加えて道路に散布される融雪剤の影響も加わり、一般的な環境に比べてコンクリートに対する凍害の発生リスクは大幅に増加してしまいます。

当社でも過去には凍害問題にとても悩まされました。悩んで、悩んで、悩みぬいた結果、製造方法と原材料の両面から大きく変更する事にしたのです。
まずは歩車道境界ブロックなどの縁石の製造方法を「即時脱型製法」に切り替えました。これは流動性が全く無い(スランプゼロ)の超固練りの生コンを強力な振動とプレスにより成型する方法です。通常の製法では型枠に投入された生コンは蒸気による促進養生を行った上で、型枠から外されるのに約1日を要するのですが、この即時脱型製法ではその名の通り生コンが型枠に投入されて数十秒で脱型されるわけです。
水セメント比を極限まで小さくした生コンはとても緻密なコンクリートとなり、寒冷地における耐久性も抜群です。当社ではこの製法で作られた製品を「ドライ・キャスト(DC)製品」と呼んでいます。

先程も触れましたが、通常の製法では促進養生のために蒸気をかけます。蒸気を作るためにはボイラーを焚く。ボイラーでは重油を燃やす。重油を燃やせばCO2が発生する。ここでもまた温室効果ガスを発生させてしまいます。
DC製品の製造には蒸気を必要としません。だって蒸気をかけなくても一瞬で脱型できるのですから。
最近ではこの点を評価していただくケースが大変多くなりました。ある発注官庁では「機能と価格が同等な場合は、温室効果ガス排出量の少ないDC製品を使用するのは当然。おまけに耐久性も良くて一石二鳥」との大変嬉しい評価を頂いております。
この続きは8/10更新予定
皆さんもご存知のようにコンクリートとは「セメント」と「石(粗骨材・細骨材)」と「水」から出来ています。実はこの中の「セメント」があまり地球に優しくないんです。セメントの原料の石灰石を高温で焼く(焼成)ことでセメントの基となる「クリンカ」ができ、このクリンカを細かく粉砕したものがセメントとなります。石灰石には元々大量のCO2が閉じ込められているのですが、高温で焼かれる事によりその大量のCO2が大気中に放出されてしまうのです。その為、セメントメーカーでは少しでもCO2排出量を減らそうと原料の一部を焼却灰や下水汚泥で置き換えた「エコセメント」を作るなどの努力をしていますが、品質面から中々利用が広まっていない状況です。

この問題は日本の政府も当然分かっていて、「京都議定書」の目標を達成するための対策の中には「混合セメントの利用を拡大する事でCO2排出量の削減を行う」事が書かれています。
混合セメントって何だかご存知でしょうか?
混合セメントとは、石灰石から作られた普通セメントに、石灰石起源では無い「高炉スラグ(銑鉄を作る高炉で溶融された鉄鉱石の鉄以外の残渣)」や「フライアッシュ(石炭火力発電所で発生する灰の粒子)」などのリサイクル材が混合された物を指します。セメントの製造時に発生するCO2の量を約4割減らす事が出来るそうです。4割削減は大きいですよね。
今では公共工事で使われる生コンは原則全て混合セメントを使用しているようです。では我々コンクリート製品の業界ではどうかと言いますと、「・・・。」。
まだ一般的では無いようです。
そんな中で弊社では高炉スラグを用いた混合セメントを2002年から使用して製造を行ってきました。京都議定書が発効されたのが2005年2月、日本政府が京都議定書の目標達成計画を発表したのが同年4月ですので、当社は大変先見の目があったように見えますが、実は違うんです。
この続きは8/3更新予定