道路土工カルバート工指針にも掲載されているアーチカルバートです。
アーチカルバートとは、アーチ形をしたプレキャストコンクリート製品で下水道用、排水路用、地下河川用、地下道用及び共同溝用等多方面に利用することができます。このアーチの形状は、建造物として非常に合理的な形状をしており、構造的に最も安定しているとされております。
アーチカルバートは、上部がアーチ形、下部がボックス形をしているため、上部の荷重は軸方向圧縮力として伝達され、部材の上部及び側壁に生じる曲げモーメントは、ボックス形に比べて大幅に低減され高い強度をもつことが出来ます。
このため、大きい土被りに対して特に有効であり、経済性が発揮されます。
アーチカルバートは、継手部にゴム輪を使用することにより、高い止水性を確保することが出来ます。
アーチカルバートは、ゴム輪を使用しているため、地盤の多少の不同沈下に対しても、従来のモルタルコーキングとちがい、ゴム輪の弾力性による可撓性が発揮され漏水の心配がありません。
アーチカルバートは、ゴム輪を使用するため、継手部にモルタル目地を施す必要がなく施工が簡単で、工期の短縮による経済性が発揮されます。
また、円形管において必要とされるコンクリート巻立ての必要がなく施工性、経済性が優れています。
アーチカルバートには、土被り条件により次の3種類があります。
I 形……… 標準厚さで標準鉄筋のもの
II 形……… 標準厚さで鉄筋量を増加させたもの
特厚形…… I 形より約3割厚さを増加させたもの
活荷重 T-25
技術資料として、「アーチカルバート設計施工要覧」をご用意しています。弊社までお問合せ下さい。
このコンクリート二次製品の製造には混合セメント(当社では高炉セメント)が用いられています。混合セメントは普通セメントと比べて製造時に排出される温室効果ガスを約4割削減できる事から、「京都議定書目標達成計画」の中でも「混合セメントの利用拡大」が重要な施策の一つになっています。混合セメントは現場施工の生コンへの利用は既に一般的ですが、コンクリート2次製品への利用は長野県内ではまだ広がりを見せていません。高見澤コンクリート事業部では「混合セメントを利用したコンクリート2次製品」の製造・販売を通して、地球温暖化防止に貢献しています。